【びょうきのときの おまじない】

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ゆうごはんのあと、ごほんと せきがでてしまったケン。
あした、しんせきのおにいちゃんと、つりに行く約束をしているのに。
ずっと、楽しみにしていたのに。

おかあさんに病気だと気づかれたら、行けないかもしれない。

ごまかそうとしますが、おかあさんに見つかってしまいます。
ベットで休むように言われたケン。

そこに おおきなおおきな くまの おいしゃさんがあらわれて・・・。

くませんせいが、教えてくれる くま式うがいは娘もだいすき。
「ゴロゴロ ガラガラ ガラッパチ」
「クチュクチュ ペッペッのクマッパチ」
わたしの膝にすわって絵本を見ながら一緒にとなえます。

角野栄子さん作、「ぼく びょうきじゃないよ」
を読むと、子どもの頃、病気になった時のことを思い出します。

熱を出して、ひとりで寝ていると、なんとなく不安なきもちになって。
でも母がいつもより優しくしてくれるから、得したきもちにもなって。

熱があってボーっとしたり、フラフラしたり、
病気のときって、
少し、別世界にいる感じがしていました。

病気で寝ているこどものところには、
くませんせいだって来てくれるんじゃないのかな。

角野栄子さんの絵本を読んでいると、
こどもが自分の世界にいながらにして
別世界を空想するちからを
持っていることを改めて感じます。

小学校の娘の教科書にも「サラダでげんき」
が登場しています。

娘が「音読の宿題を聞いて」って言ってきますが、
角野さんのは、いつも楽しく聞いています。


明日は保育園の発表会という日、晩に娘が嘔吐しました。
先月のことです。

最初に吐いたのが、夜の8時くらい。
普段は吐いても、わりと直ぐに止まっていたけど、
その日は30分おきくらいに10回以上は吐いていた。
これは、いつもと様子が違うぞと気づいて
大阪救急ナビに問い合わせようと決める。

大阪救急ナビというのは、突然の病気やケガで、
どうすればいいのか分からないときに
救急車を呼んだらいいのか、病院に行ったらいいのかなどを
教えてくれるサービスです。

電話口の看護師さんは、さすがに落ち着いた口調で
「年齢は何才で、どういう症状ですか?」

わたしはオロオロした口調で、
「4才の娘で・・・8時頃から吐いていて・・・
様子を見ていたけど止まらない・・・(声も震える)」
と伝えると、

「様子を見ていたらダメです!」とピシャリ。
「ずっきーん。。。」(そ、そうやった・・・。もっと、早く連絡すべきやった。
でも、ショックやなぁ。自分のこどもやのに、それに気づいてあげられなくて)

看護師さんによると、こどもがグッタリしていたら救急車を呼び、
体力があるようなら、夜間の救急病院に自分で連れていってもいいとのこと。

グッタリはしてなかったので、夜間の救急病院に行きました。
2番目に呼ばれて、ホッ。
優しそうな男の先生でまたホッ。

「吐くのは、悪いことではないんですよ。
脱水症状がいちばん怖いんです。」
と説明してくれました。

腸炎だろうということで、
薬をもらって、家に帰ると娘の症状も落ち着いてきて
ほんとうにながい一日だった。

こんど、どんなせんせいが診てくれたか、娘に聞いてみよう。
くませんせいとは、まさか言わないとおもうけど。

ぼくびょうきじゃないよ (こどものとも絵本) [ 角野栄子 ]

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