カップ And ソーサ

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外から帰って台所に入ると、娘2人が笑いながらお菓子を食べていた。
くつろいだ雰囲気が部屋全体に広がっている。

テーブルの上には、紅茶の入ったカップandソーサ。

同居しているわたしの母が、用意してくれたようだ。

わたしはふだん、こどもに飲み物を用意するときは
カップしか出さない。

洗い物が増えるし、こどもが割る可能性だってあるから
シンプルな方がいいよね。と思っていた。

だけど、ハッとさせられてしまった。
少しの工夫で、こどもに手をかけ、目をかけられるんだなって。

娘たちのにこにこ顔は、そういう母の心づかいと無関係じゃないなと
思った。

ふわっと子どもを包み込むことの大切さに改めて気づきました。


親であるわたしも、そういうおばあちゃん、おじいちゃん目線を
意識してこどもを見てみよう。

そうすれば、きっとこどもにとって、幸せな時間がふえるんじゃないかな。


寒い今の季節にぴったり。そして、おじいちゃん目線の本といえば、

「おじいちゃんの ごくらく ごくらく」です。

ゆうたくんは、おじいちゃんがだいすき。
だいすきなおじいちゃんと温泉に行く約束をします。
でも、おじいちゃんが入院することになり、温泉行きは中止に。

物語のはじめからおわりまで、
おじいちゃんがゆうたくんを見つめるまなざしは温かい。 

おじいちゃんの目のうごき、家族の心配顔。
その表情すべてに味わいがあります。
読み終わったとき、ひとつのドラマを見たかのように感じました。

ラストは「ちょっとかなしいけど、しあわせ」なきもちになれます。
ほんまやで!!

おじいちゃんのごくらくごくらく (ひまわりえほんシリーズ) [ 西本鶏介 ]

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