木まもりのこと。

おはようございます。
とんとんmamaです。

冬の入り口に、柿がひとつ、ふたつ、木に残っているのを見たことがありますか?
『木まもり』というそうです。

来年もよく実るようにとのまじないで、木に果実を取り残しておく風習のことをいうそうです。
俳句の世界では、『木まもり』は冬の季語にもなっています。

毎年、我が家の柿の木も、取り残しているわけではなくても、
最後は不思議とひとつ、ふたつ枝に残ります。

若いころは、見過ごしていたことですが、
今、この歳になって『いいな。』と思えることに幸せを感じます。


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『木まもり』っていうことばの響きも私は好きですね。
それで、『木まもり』とか『まもる』とかを広辞苑
調べてみたんです。

すると、『守り合ふ』という言葉を見つけました。
互いにみつめる。見あう。という意味でした。

もしかすると、昔は『相手をみる』=『まもる』だったのかなあ。
と思うと、なんだか心にぽっと火がともったように温かい気分になりました。


自然の情景でいやされる。
そんな絵本があります。

イエラ・マリ作 『木のうた』です。
一本の大きな木が描かれています。
その木を中心に季節がめぐります。

木はもちろんのこと、雑草にも命があり、変化があることを
気づかせてくれます。

音のない(文字のない)絵本であることで、いっそう絵ををよく見ます。
4さいの娘は、ページをめくるたび、すみずみまで目を凝らして、
驚きの「え~」を繰り返していました。

小学校に入学する前くらいのこどもさんに読んでみると、
反応がおもしろいですよ。


木のうた (海外秀作絵本) [ イエラ・マリ ]

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