【うんとこしょ どっこいしょ】の感覚


「うんとこしょ どっこいしょ」
このかけ声を聴けば、みなさん何をしている場面か想像できるんじゃないでしょうか?
そうです!
絵本「おおきなかぶ」のかぶを引っ張る場面です。

こんにちは。とんとんmamaです。

今、趣味で野菜をつくっているんです。
育てているのは、大根、かぶ、春菊などです。
いわゆる冬野菜ですね。

2、3日前、4歳の娘に採りごろの大根を一人で抜かせてみました。
なかなか抜けなくて、ギュウ~~~とひっぱって抜ける瞬間にドーンと
尻もちをつきました。

本当に力がいったみたいで、「絵本の【おおきなかぶ】みたいやったな。」と
私が言うと、頭の中で今した事とパッとつながったようで、
娘は『なっとく』の表情を見せました。

ところで、かぶの生り方ってかわいいんですよ。
土の上に行儀よくチョコチョコとマスコットみたいに座ってる感じです。
で、根が張らないから抜くときは案外、スッと抜ける。

このお話は、もともとロシア民話ということです。
この民話をつくった人は、引っ張ってもなかなか抜けない
という体験をしてこのお話を思いついたんだと思う。

ということは、『かぶ』じゃなく、抜くのに力がいる『大根』を抜いていて
この「おおきなかぶ」を思いついたんじゃないのかな~

というのが、私の想像です(*^_^*)
まぁ、ロシアに日本の大根みたいなかぶがあるかもしれないですけどね。

この絵本がおもしろいのは、体験したことを書いてるからだと思う。
もちろん、おじいちゃんを他の家族がみんなで引っ張るというのは
創作だと思うけど。
協力しないといけないほど、力がいったということかな。

実際、私もひとりで抜けない娘に少しだけ手を貸しました。

仮想現実(VR)や人工知能(AI)など、実際に自分が手を出さなくても
できることは、これからの世の中、増えていくと思う。

それらが、いろんな場面で必要とされることもあるんでしょう。
でも、実際に目で見て感じる。触る。嗅ぐ。聞く。味わう。
そういう、人間が持って生まれた感覚をこれからも大切にしていきたいですね。

                      2018年12月10日


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